放課後等デイサービスに勤め始めて2週間が経過しました。
その中で、現状を踏まえつつ理学療法士として姿勢の評価はできそうだなと感じました。
姿勢の評価
子供たちにそれほど時間をかけずに行えることとして、最初は姿勢の評価なんかが良いのではと考えました。
座位で勉強している姿や立っている姿、床に寝転んでる姿を見ると少し崩れているなと感じることが多いのです。
勉強しているときに横からと前からスマホで撮影して座位の姿勢を評価したり、壁に立ってもらって撮影して評価したりすれば落ち着きのない子供に対してもできそうだと思います。
写真があると後で親御さんや子供たちに説明するときにもわかりやすくできるだろうし、講義形式にして、後日子供たちに説明しても面白そうですよね。
興味を持ってもらえるかはわからないですが。。。
正しい姿勢・悪い姿勢を伝える
最近の子供たちは学校では勉強をするし、家に帰ればゲームをしている時間が長いため、1日の中で座っている時間は非常に多いです。
スマホの見過ぎやゲームのしすぎで、首のアライメントが悪い子供たちも多いです。
「ストレートネック」という言葉も最近はよく耳にしますし、私もその一人です。
ただ、子供たちに「姿勢が悪いから姿勢を直しなさい」と言ってもなかなかいうことは聞かないですよね?
それはなぜか?
良い姿勢ってどういう姿勢なのか?
悪い姿勢ってどういう姿勢なのか?
この辺を説明している人が周りにいないからかなと思います。
自分の姿勢を自分で直接見ることはできません。
ということは、自分がどういう姿勢になっているか意識していなければ、考えることもありません。
子供の頃の姿勢は大人になってからも大きく影響します。
そう言った意味でも子供たちに姿勢を意識してもらうことは非常に大切なことです。
自分が関わることで、子供たちや親御さん、他のスタッフが少しでもそう言った目線を持ってもらえると自分の存在価値を見出せるかなと感じました。
悪い姿勢による影響
ただ単に姿勢を伝えるだけでは子供たちは姿勢を直そうとはしません。
なぜ、悪い姿勢ではなく、良い姿勢にしないといけないのか?
それがわからないからです。
悪い姿勢になるとどういう影響があるのか?
今は良くてもこの先どういう風になるのか?
この辺の知識をつけておくことは重要だと考えています。
説明してすぐに行動できるなんてことはないと思います。
なぜなら姿勢を直さなくても「今の自分」には何も影響がないからです。
姿勢というのは長年かけて崩れていきます。
そのため自分では崩れていることに気づきません。
自分の中ではその姿勢が普通になってしまうからです。
そして、姿勢の変化に気づいた頃にはもう元には戻れません。
今すぐ姿勢を直せなくても知識として知っておくことで、多少意識は変わってくるのではないかと感じています。
画像を見せながら、視覚的に説明できたら良いかなと思っています。
環境を変える
座位姿勢は机と椅子という環境因子もかなり重要になってきます。
椅子に座る場合と床に座る場合でも姿勢は変わるし、机と椅子の高さによっても変わってきます。
自宅ではどういう椅子や机を使っているのか?
リビングでよく座っている椅子はどういうものなのか?
この辺を知ることで、環境に対するアドバイスもできます。
それを理由に自宅内を見せてもらうことで、姿勢以外の様々な問題が見えてくることもあるかもしれません。
もちろん、デイサービスでの机や椅子ももうちょっと配慮する必要があると思います。
環境は子供達だけでは変えられません。
そういう意味では親御さんや職員に対する教育も必要かなと感じています。
これらのことをするにはまだまだ準備が必要ですし、自分の知識も不十分です。
勉強や準備を重ね、実践していけたら良いかなと思っています。
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