放課後等デイサービスに勤めてみての気付き

放課後等デイサービスに勤め始めてもうすぐ1ヶ月。

1ヶ月経ち、色々とわかってきたので、自分の頭の中を整理するためにもブログでまとめていきます。

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職員の価値観が違う。どうしたらいい?

これは本当に難しい問題だと思います。

同じ疾患でも児童によって症状は様々で一概にこの対応が正解というものがありません。

また、同じ児童で同じ対応をしても、この前はうまく行ったけど、今回はうまくいかなかったということが普通に起こります。

大事になってくるのは職員の価値観の一致だと感じています。

職員にも保育士から理学療法士、一般の指導員と様々な職種が在籍していますし、年代も20代〜70代と幅広いです。

児童への教育方針や考え方はそれぞれ違ったものを持っています。

強く叱る方がいいのか?
見守って考えてもらう方がいいのか?

職員同士でトラブルになりやすい状況としては

「自分は考えがあって、見守っていたのに他の職員が叱ってしまった」

という状況ですね。

叱った職員からすれば、「見てるのになんで何も言わないの?」ってなりますし、

見守っている職員からすると、「自分で考えてもらおうと思っていたのに」ってなるのです。

ここで大事なのはお互いの考えをアウトプットすることです。

意見の食い違いは人間なら必ず起きます。

お互いが、意見を聞かぬままその場をやり過ごしてしまうと、

「あの人は見てるだけで何もしない」とか「あの人はすぐに口を出す」とギクシャクした関係になってしまいます。

どういう考えでその行動に至ったのか?
行動により、どういうことを目指していたのか?

過程は違っていても、目指しているところが一緒であれば、分かり合えるものだと思います。

そう言った意味で、全体の価値観を一致させることや会社としての方針を理解しておくことはかなり重要だと感じています。

現状の問題としては、社員はお互いの意見を言い合う場があるのに対して、パートさんなどはその時間がほとんどなく、社員とパートのコミュニケーションの場が少ないことにあると思います。

ただ社員同士に関してもまだまだ不十分ですので、まずはそこから価値観を一致させていく行動をとっていく必要があるかなと感じています。

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競争を促さない方がいいの?

「児童たちを競争させるとトラブルが生まれるから、なるべく競争させない」

この考え方は正しいのでしょうか?

確かにその通りで、どうしても喧嘩になったり、機嫌を損ねたりして、職員の仕事が増えてしまうのは事実です。

でも人に負けたくないという気持ちは非常に重要ですし、社会に出た際には競争がたくさん待っています。

だから、負けることや思い通りにならないことを小さい頃から経験し、メンタルを強くしておくことは非常に重要なことだと思います。

職員や周りの大人達の役割は小さなトラブルを前もって避けるのではなく、小さなトラブルが起きてしまった際に、大きなトラブルに発展しないように手を差し伸べてあげたり、助言してあげたりすることではないでしょうか?

だから、イベントなどを企画するときに、「これは喧嘩になるからやらない方がいい」とか「スピードを競うのではなく、個人の達成感を重視する」という意見にはやや疑問を感じてしまいます。

もちろん、工作などの製作物は人と競うものではないし、コツコツと積み上げる達成感を感じてもらうイベントですが、ドッジボールや鬼ごっこなどは勝負であり、勝ち負けがついてしまうのが当然です。

なので、イベントによって使い分ける必要があり、バランスよく企画していく必要があると思います。

我が社の強みってなんだろう?

放課後等デイサービスはかなりのスピードで増えていっています。

これからは他のデイサービスとの差別化が必要になっていきます。

そう考えた時にうちのデイサービスの強みってなんだろう?って考える機会が増えてきました。

以前はよく理学療法士の強みってなんだろう?と考えていたので、自分はそういう癖があるのかもしれません。

現状では、正直言って特色があるデイサービスではありません。

理学療法士として自分が勤務して変えられる部分はないのか模索中です。

運動に特化したり、医療面に特化するという方法を考えていくのか?
学習面に特化していくのか?
経済面に特化していくのか?

運動や医療面に特化するにはハード面の改修がかなり必要になってきます。

学習面や経済面に特化するには職員の学力が必要になってきます。

また、児童にとって環境が変わることはかなりストレスになります。

この辺も意識しつつ、少しずつ変えていく必要があるのかなと思います。

こだわりが強い児童が多く、好きなものには集中できる特性があることから、経営者を目指して経済面に強くなるのもいいのかなと考えています。

親からは賛否両論あるかもしれませんが、

親も

「この子が社会に出れるのか?」
「私たちがいなくなって生活できるのか?」

は心配だろうから、ある程度の需要はあるかもしれません。

『稼ぐ力を育む放課後等デイサービス』

インパクトはありますねw


まだまだ、提案できる立場ではないので、頭の中で考えるだけになってはいますが、機会があれば少しずつ、現状を改善していくためにも行動していけたらと思っています。

  • 職員同士が価値観を共有できる場を作ろう!
  • 達成感重視のイベントと競争重視のイベントの両方を企画しよう!
  • 会社の強みを見つけ、強みに特化した放課後等デイサービスを目指そう!

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