クリスマスのほっこりする話【短編】

とらすけ

クリスマスイブに子供との会話でほっこりする話があったのでブログにしました。

我が家のクリスマスには毎年、枕元にプレゼントに置くのではなく、リビングに飾ってあるクリスマスツリーの近くにプレゼントを置くようにしています。
その理由として、

１．置くときの音で起きると困る
２．恐ろしく寝相が悪い子供たちでプレゼントがあると邪魔になる
３．ふと夜中に目が覚めたときにプレゼントに気づき、そこから寝なくなったら困る

という、まぁ完全に大人の都合なんですが、大事なことだと思っています。
クリスマスが近づくにつれ、上の子がこんなことを言い始めました。

上の子

サンタさんは寒い中プレゼント配るの大変だから、ツリーの前にコーヒーとクッキーを準備しててね。

優しい子に成長してくれたもんだなと親バカぶりを発揮しながら、言われた通り、イブにはコーヒーを淹れ、クッキーを箱ごとツリーの前に置いておきました。
娘が書いたサンタさんの絵も添えて。
21時には布団に入り、明日が待ち遠しいといった感じで寝ようとしていたのです。
そのとき、娘は何を思ったのか、むくっと起き上がり、こう言いました。

上の子

パパ、クッキー箱ごと置いていたでしょ。
大丈夫かな～？?

とらすけ

ん？？
どういうことだろ？？

そんな風に考えていると、娘がこう言いました。

上の子

クッキー全部食べちゃわないか心配だな～。
困るんだよね～。

とらすけ

全部食べてもいいじゃん。
また買ってあげるからさ。

上の子

違うの！！
食べたいんじゃなくて、サンタさんおなか一杯になって大切なプレゼントを忘れられると困るな～って思って。

とらすけ

（笑）

って言った感じの会話でした。
まぁあくる日のことを考えててテンション上がってたんでしょうね。
思わず笑ってしまっていたと思います。
その後、30分ほどで眠りについておりました。

翌日
朝起きた子供たちはツリーの下のプレゼントを見て、にっこり。
二人で喜びながら袋を開けていました。
で、問題なのが今年はクリスマスが平日で、しかも嫁は朝、家にいないという状況でした。
自分は仕事で、子供たちは保育園。
プレゼントがあるので、二人とも機嫌はいい（いつもは寝起きが悪く、機嫌が悪い）。

とらすけ

おもちゃで遊ぶのは保育園から帰ってきてからね。

と言った瞬間、

子供たち

なんで？？
いやだ！！

下の子はそういうだろうなと思ってましたが、上の子も同じでした。。。
なんでって時間がないからに決まってるやろ～っと言いたい気持ちを抑え、

とらすけ

ご飯食べて、着替えを済ませたら‘ちょっとだけ’プレゼントで遊んでいいよ！！

と言って、とりあえず準備だけは先に済ませるようにさせました。
ちゃんと「ちょっとだけ」と言っておかないと絶対遅刻すると思ったので、かなり強調しながら「ちょっとだけ」と言ったのを覚えています。
だめ～！！と言った方がいいのかもしれませんが、そうした方が準備に時間がかかるし、機嫌も悪くなるので仕方なく。。。
皆さんも経験ありますよね？？

するといつもはグダグダ言って自分では着替えないし、なかなか朝ご飯を食べない下の子が、さっさとご飯を食べ、着替えをしています。
おもちゃの力は恐るべしですｗ
上の子はいつもご飯・着替えはさっさと済ませるタイプなので問題なし。
急かされながら、時間のない朝におもちゃで「ちょっとだけ」遊び、保育園に行きました。
うちの子たちにはこの「ちょっとだけ」作戦はよく効きますし、「○○時までね」というと時間はしっかり守ります。
欲求が少し満たされるだけで、落ち着くものなんだろう、ととらえています。

いつも朝は戦争なのですが、今日はいつも以上に戦争でした。
朝の段階で、今日の自分の仕事は終わったなと感じるくらいでしたｗ
なにはともあれ、遅刻せずに、子供たちは泣かずに、クリスマスの朝を過ごせたので、合格点かなと自分自身では評価しています。